南仏の日々(3)エクサンプロバンス編
 

エクス(エクサンプロバンスの略称)だけではないが、フランスの田舎は、町なかは石畳の道が多く、高速道を除いては日本の常識からすると一般的に狭いのである。特にエクスは、中世がそのまま現代にタイムスリップしたようなところだから、都市化のしようがないのかも知れないが。

でもその古い佇まいが、そのまま残っているところが、小生達ヘボ絵描きには垂涎の的なのである。

一応着脱可能な鋼鉄製のポールで歩道と車道を区分けして、当然道の両側に歩道がある訳だが、フランス人は動物愛護の国民であることには異論がないにしても、犬のお下(しも)の世話にかけては全くだらしないのだ。日本人は犬を散歩に連れて行く時、糞取り道具は必ず携行して、万一犬がやらかした時の後始末をするが、彼の国は、そこいらじゅうやりっぱなしなのである。

えエーッと言うくらい、これはカルチャーショックであった。兎に角、ムツゴロウの眼球よろしく、目玉を上下方向に油断なく配備しておかないと、中には牛の糞みたいのを踏んづけるのである。

小生の仲間もやっちゃった人がいたが、外国人だけではなく、フランス人も踏んづけて笑っているのである。

冗談じゃないよ。小生は注意深くして、この汚物の洗礼には会わなかったけれど、糞害には憤慨させられたよ、全く。

 

  ▼左端は、樹齢ウン百年のプラタナスがトンネルのように覆ったエクスの著名なミラボー(Mirabeau)通りのカフェーで憩うアベックの寸描(帰国後早々にトップページを飾った)、右の2つは、日は異なるが、エクス旧市街の裁判所前の朝市の描写である。朝市で、オリーブのオリーブ油漬け各種類をを少々ずつ、ボデイランゲージで買ったっけ。o(^o^)o
ミラボー通りの 
 ラフスケッチ
1999.06.19
マルシェ 
  風景
1999.05.29
同左 
 葉書大水彩画
1999.06.12

  ▼エクス市街では、ホテル・シタジンに近いマザラン地区と、ミラボー通りを隔てて暫く歩いて行くと旧市街がある。下の絵は左上の一つが、マザラン地区で描いたもの。他は全て旧市街のもので、特にサンソーブール大聖堂は、色々な角度から度々描いた。
マザラン地区民家の玄関           99.06.10
 

同右建屋内の天井二景 
                 99.06.14

旧市街民家の玄関                  99.06.08 
 

  サンソーブール大聖堂正面
                 99.06.19 

  ▼エクスの町中、町角はくまなく良く歩きまわった。小生には何回素描してもうまく仕上がらない構図がある。これはその最も、てこずった作品の一つである。左端の乗用車は、その所在部分を空白にしておき、別の場所の駐車場へ行って、小生好みのもの車種を描いたのである。元のデッサンは右のラフスケッチのように車は、存在していなかった訳だ。
ミラボー通入口 
葉書大水彩画 
1999.06.11
同左 
ラフスケッチ
1999.06.06
同左 
ラフスケッチ 
1999.06.19

  ▼時計塔正面は、南仏の日々(1)で紹介した市役所前広場に面している。この塔のしたをくぐって、背面側からの構図が良くて、何時かは、ものにしたいと思っていたが、この通りは人通りが激しく、狭いのでチャンスを狙っていた。夕方8時頃ようやく人通りも少なくなったので、急いで描いた。
時計塔背面 
 葉書大水彩画 
1999.06.12
同左 
ラフスケッチ
1999.06.06
同左 
ラフスケッチ 
1999.06.11

  ▼1745年に開かれた小さな広場で、1912年建造の噴水(エクスには相当数の噴水があってこれもその一つとか)があり、現在もアパートとして人が住んでいる美しい館に囲まれている。
アルベルタ広場
葉書大水彩画
1999.06.13
同左 
ラフスケッチ
1999.06.06
同左 
ラフスケッチ 
1999.06.19

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